〜タンパク質の「向き」を読むコツ〜

こはく、これ見て。
アミノ酸がつながっている絵なんだけど…
N末端とC末端って書いてあるよね。意味わかる?

うーん…“端っこ”っぽいのは分かるけど、
NとかCって何のこと?

いい質問。まずNとCは、元素の頭文字なんだ。

N末端のN=Nitrogen(窒素)
→ 鎖の端に アミノ基(–NH₂) が残っている側

C末端のC=Carbon(炭素)
→ 鎖の端に カルボキシ基(–COOH) が残っている側

なるほど!“どの端に何が残ってるか”ってことなんだね!


そうそう。じゃあ、どうして端に“違うもの”が残るのか。
それは、アミノ酸のつながり方が決まってるからなんだ。

つながり方?

アミノ酸同士は、片方のカルボキシ基(C側) と、
もう片方の アミノ基(N側) がつながって、
ペプチド結合で鎖になる。

そしてアミノ酸のつながり方には“向き”がある。

向きって…決まった順番でつながるの?

その通り。決まりがある

CNがつく。CNがつく。”

カルボキシ基(C側)に、次のアミノ基(N側)がつながる、を繰り返して鎖が伸びていくんだ。

 


じゃあ…鎖の並びも、読む向きも同じになる?

うん。だから覚え方はシンプル。

タンパク質の鎖は、基本的に
N末端 → C末端 の方向に並んでいる。

「図にN末端とC末端が書いてあったら、
NからCへ向かって読む」
これだけでOKだよ。

やった!これならタンパク質の図がこわくない!

🍀 ブログ限定豆知識: 翻訳はN→Cに伸びる

 

こはく、最後に“ちょい深い豆知識”をひとつ。
タンパク質って、図では N末端→C末端 の向きで読むよね。

うん!NからCに向かって読むんだった!

実はね、細胞の中でタンパク質を“作るとき”(翻訳)も、
鎖は N末端から始まって、C末端へ 伸びていくんだよ。

えっ!?読む向きと、作られる向きが同じなの?

そう。だから覚え方はシンプル。
“作られ方”も“読み方”も、N→C。
この一言で、図を見ても迷いにくくなるよ。

なるほど…!N→Cは“ルールの矢印”なんだね!

 

ABOUT ME
Dr. しろねこ
ねこが好き。医師・医学博士。 留学先で学生さんに生化学を教えたことがきっかけで、 「むずかしい」を「おもしろい」に変える入口を届けたいと思うようになりました。 日々のパフォーマンスを上げるために、筋トレもコツコツ続けています。