こはく。タンパク質って聞くと、何を思い浮かべる?

えっと…食べ物?プロテインとか…お肉?
私たちの筋肉もタンパク質からできているよね。

うん。そうだね。でもね—タンパク質って、
”体の中でずっと働き続けてくれているもの”
でもあるんだよ。

“材料”っていうより…
“働く人”みたいな?

そう。その感覚、すごく大事



タンパク質の仕事(3つだけ)

① 動く(筋肉)

「歩くとき。いちばん頑張ってるのは?」

「筋肉!」

その筋肉はね、タンパク質が“縮む”ことで動いている。
あなたが一歩踏み出すたびに、
タンパク質が仕事してるんだ。

…今も、仕事してる?

② 支える(骨)

「じゃあ、あなたが“まっすぐ立てる”のはなぜ?」

(少し考える)
「骨…?カルシウム…?」

正解。でもそれだけじゃない。
骨の中には“コラーゲン”っていうタンパク質があって、
鉄筋みたいに、骨を内側から支えてるんだ。

③ 反応を進める(酵素)

食べたごはんが、体のエネルギーになる。
この“変身”を進めているのは何だと思う?

…体の中の、なにか…

“酵素”だよ。
酵素はタンパク質で、体の中の反応を前に進める。

でも、ここで不思議なことがある

こはく。今の3つ、役割は似てた?

ぜんぜん違う…。
動く、支える、反応を進める…別の仕事だよ。

そう。ここからが面白いところ。

(少し間をおく)
役割はバラバラなのに——
材料は、全部同じなんだ。

(目を丸くする)
え!? 同じ材料で、そんなに違うものができるの?

その“同じ材料”が、アミノ酸。
どんなタンパク質も、
アミノ酸がつながってできているんだよ。

まとめ) タンパク質=アミノ酸がつながったもの

小さい粒が、つながって…
折りたたまれて…タンパク質になる。

そう。
そしてその“折りたたまれ方”が変わるから、
筋肉にも、骨にも、酵素にもなる。

(うなずく)
同じ材料なのに、働きが変わる。
それ、ちょっと感動する…。

次回は?

じゃあ、その材料の“アミノ酸”って、どんな形なんだろう?

知りたい。次、見たい。

次回は、アミノ酸の基本構造へ。
ここが分かると、生化学がいっきにおもしろくなります。

🫘 ブログ限定・豆知識

ちなみに。“protein”という言葉は、
ギリシャ語の protos(最初・いちばん大事)から来ているんだ。

名前の意味からして…主役なんだね。

タンパク質は、ただの栄養素ではありません。
あなたが動くこと、支えられること、エネルギーを作ること。
その中心で、今日も静かに働いている“主役”です。

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「ここ、もう一回だけ整理したい」人は動画からどうぞ。

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ABOUT ME
Dr. しろねこ
ねこが好き。医師・医学博士。 留学先で学生さんに生化学を教えたことがきっかけで、 「むずかしい」を「おもしろい」に変える入口を届けたいと思うようになりました。 日々のパフォーマンスを上げるために、筋トレもコツコツ続けています。