【超図解】なぜ体はLアミノ酸を使う?
〜L体・D体|フィッシャー投影で見分ける〜
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれる可能性があります。
こんにちは! 
生化学の勉強を頑張っている皆さん、
今日も本当にお疲れさまです。
「アミノ酸にはL体とD体がある。体が使うのはL体。」
「フィッシャー投影でNH₂が左ならL…」
この記事では、📚フィッシャー投影の細かい理屈は最小限にして、
試験で迷わないための💯確認ポイントだけをスッキリ✨整理します。
そして最後に、素朴だけど気になる疑問🤔。
なぜ私たちの体は、Lアミノ酸を使うのでしょうか?
📚目次
(1) 🧠なぜL体・D体が覚えにくいのか?
(2) まず結論(いきなり見分け方)
(3) LとDの本当の意味🔥
(4) 🔑L体とD体はどう違う?(直感で)
(5) (試験でのトリック)まずフィッシャー投影のルール確認
(6) 🧪実例:アラニンで確認(L/D判定まで)
(7) 🚫どうしてL体・D体を区別するのか?(理由)
(8) 🍀ブログ特典:豆知識
1) なぜL体・D体が覚えにくいのか?
こはく、L体・D体って、
なんか頭に入りにくくない?
なんか頭に入りにくくない?
うん…。覚えようとすると、
急に“あーっ😱!”ってなる…。
急に“あーっ😱!”ってなる…。
それ、ただ📚新しい概念を覚えなきゃいけないから…
だけじゃない。L体・D体って判断するまでに、
毎回やることが多いの。
だけじゃない。L体・D体って判断するまでに、
毎回やることが多いの。
🧠立体の形を頭の中で回して、
フィッシャー投影⚡️に直して、
それからやっと🫲左右🫱を判定する。
フィッシャー投影⚡️に直して、
それからやっと🫲左右🫱を判定する。
なるほど…“👀見て覚える”じゃなくて、
“変換してから覚える”んだ。
“変換してから覚える”んだ。
そうそう。しかも途中で、回転はOKなのに、
🪞鏡みたいな反転はNG。
🪞鏡みたいな反転はNG。
視点の切り替えをしながら、
その違いも同時に処理するから、
脳が疲れるんだよ。
その違いも同時に処理するから、
脳が疲れるんだよ。

じゃあ最初から完璧に✨理解しようとすると、
しんどいのか…。
しんどいのか…。
うん。だから最初は割り切っていい🪓。
まずは💯試験に直結する覚え方で点を取りにいく。
そのあとで、意味をゆっくり理解する。
これが一番、抵抗なく入るよ。
2) まず結論(いきなり見分け方)
じゃあ、結論からいくね。
今日は、試験の点数💯に直結する方法だけ説明するね。
今日は、試験の点数💯に直結する方法だけ説明するね。
うん、そこから知りたい!
フィッシャー投影式でアミノ酸を書くとき、こう。
NH₂が左ならL体。NH₂が右ならD体。
え、左右だけ見るの?
そう。
ただし、これは“正しい置き方”で描けているときだけ。
その置き方を次で押さえよう。
ただし、これは“正しい置き方”で描けているときだけ。
その置き方を次で押さえよう。

3) LとDの本当の意味
ところでさ、Lって何?Dって何?
なんでその文字なの?
なんでその文字なの?
いい質問。昔の研究者は、📚
“左右が逆の分子”を分類したかったんだ。
でも毎回「これは🫲右手型です」って説明するのは
大変だよね。
“左右が逆の分子”を分類したかったんだ。
でも毎回「これは🫲右手型です」って説明するのは
大変だよね。
たしかに、毎回説明するの面倒…。
そこで、基準になる分子を1つ決めた。
そして「基準と🫲同じ向きのグループ」と
「逆の向き🫱のグループ」に分けて、
名前を付けたんだ。
「逆の向き🫱のグループ」に分けて、
名前を付けたんだ。
基準って、どれ?
グリセルアルデヒドっていう小さい分子。
これが“ものさし📏”になった。
これが“ものさし📏”になった。

相対配置って何?
“同じ相対配置”?
何を言っているのか、わからない…。
何を言っているのか、わからない…。
OK。相対配置っていうのは、超ざっくり言うとね。
「その分子の中で、🎯目印にする置換基が、左右どっち側にあるか」ってこと。
目印にする置換基?
うん。グリセルアルデヒドなら、
その目印が 🎯OH(ヒドロキシ基)。
その目印が 🎯OH(ヒドロキシ基)。
フィッシャー投影で書いたときに、
OHが左にあるタイプを“基準側”として、Lと呼ぶことにした。
OHが左にあるタイプを“基準側”として、Lと呼ぶことにした。
そしてOHが右のタイプをDと呼ぶことにしたんだ。
つまり、“🫲左にある方のグループ”と
“右🫱にある方のグループ”に分けたんだね。
“右🫱にある方のグループ”に分けたんだね。
そう。そしてアミノ酸でも同じ考え方で、
フィッシャー投影で見たときに、
基準と同じ側のグループをL、反対側をDと呼ぶ。
フィッシャー投影で見たときに、
基準と同じ側のグループをL、反対側をDと呼ぶ。
ここで大事なのは、
Lが「左に光が回る」とか「左回り」って
意味じゃないこと。L/Dは、
基準と比べた“左右”の名前なんだ。
Lが「左に光が回る」とか「左回り」って
意味じゃないこと。L/Dは、
基準と比べた“左右”の名前なんだ。
なるほど…“光の向き”とは別なんだ。
ただ、入口としてはこれで十分。
フィッシャー投影ではNH₂が左ならL。
まずこれで点数を取ろう。
フィッシャー投影ではNH₂が左ならL。
まずこれで点数を取ろう。

4) L体とD体はどう違う?(直感で)
でも左右が逆なだけなら、体の中では同じでもよさそう…?
そこが面白いところ。体の中には、分子を受け入れる
“ポケット”がたくさんある。
それが酵素や受容体。イメージは“手袋”だよ。
“ポケット”がたくさんある。
それが酵素や受容体。イメージは“手袋”だよ。
手袋?
右手用の手袋に、左手は入らないよね。
同じように、L体にピッタリのポケットには、
D体がうまく入らないことがある。
だから、体の中では別物として扱われるんだ。
D体がうまく入らないことがある。
だから、体の中では別物として扱われるんだ。

5)(試験でのトリック)まずフィッシャー投影のルール確認
ここからが試験の落とし穴。
さっき“NH₂が左ならL”って言ったけど、それは条件つき。
さっき“NH₂が左ならL”って言ったけど、それは条件つき。
条件?
フィッシャー投影のルールで正しく描かれていること。
フィッシャー投影は、立体を十字形の2次元表記で
描くときの約束なんだ。
描くときの約束なんだ。
約束って?
これだけ。
横(左・右)は手前に出ている。
縦(上・下)は奥に入っている。
まずはこの2つを固定しよう。
横(左・右)は手前に出ている。
縦(上・下)は奥に入っている。
まずはこの2つを固定しよう。

6) 実例:アラニンでフィッシャー投影をやってみよう(L/D判定まで)
じゃあ実際に、アラニンでやってみよう。
きた、実戦!
アラニンの中心には不斉炭素がある。
不斉炭素っていうのは、
1つの炭素に“4種類のちがうもの”がついている炭素のこと。
1つの炭素に“4種類のちがうもの”がついている炭素のこと。
4種類ちがうと、
左右逆の立体ができるんだよね。
右手と左手みたいに。
左右逆の立体ができるんだよね。
右手と左手みたいに。
そう。だからL体・D体の話が出てくる。
アラニンの不斉炭素(α炭素)にくっつくのは、
この4つ。
・COOH
・NH₂
・H
・R(アラニンではCH₃)
ここまではOK!
フィッシャー投影に直すとき、
アミノ酸は配置を固定するよ。
アミノ酸は配置を固定するよ。
ステップ① 上にCOOH、下にR(CH₃)を置く。
これはL/Dを見分けやすい“標準の置き方”。
これはL/Dを見分けやすい“標準の置き方”。
さらに言うと、有機化学では
“酸化状態が高い端を上”に置く慣習がある。
“酸化状態が高い端を上”に置く慣習がある。
だから、CHOやCOOHを上にする流れとも相性がいい。
ステップ② 残りのNH₂とHを左右に置く。
左右は手前に出る、という約束だったね。
左右は手前に出る、という約束だったね。
ステップ③ 最後に判定。
NH₂が左ならL体。
NH₂が右ならD体。
NH₂が左ならL体。
NH₂が右ならD体。
つまりアラニンなら、
NH₂が左ならL-アラニン、
右ならD-アラニン!
NH₂が左ならL-アラニン、
右ならD-アラニン!
完璧。

7) どうしてL体・D体を区別するのか?(理由)
でも、そこまでして区別するのって、何のため?
理由は3つだけ。
理由1.形が違うと、酵素や受容体にうまく結合できない
ことがある。
ことがある。
だから、反応が進んだり進まなかったりする。
理由2.体の中で合成されるタンパク質は、
ほぼL体アミノ酸からつくられる。
ほぼL体アミノ酸からつくられる。
つまり、“材料”が決まっているんだ。
理由3.細菌はD-アミノ酸を使うことがある。
だから、医学の話(細菌の体の一部)にもつながる。
体って、ほんとに“形”を見分けてるんだね。
そう。L/Dはただの暗記じゃなくて、
体が“形を読む世界”で動いてる証拠なんだ。
体が“形を読む世界”で動いてる証拠なんだ。

9) 🍀ブログ限定:豆知識
なぜ私たちの体は、Lアミノ酸を使うの?
こはく、どうして私たちの体は、
ほぼLアミノ酸だけを使うと思う?
ほぼLアミノ酸だけを使うと思う?
うーん…Dもあるのに、なんでLだけなんだろう?
一言でいうとね。
タンパク質を作る工場―リボゾームが、
ほぼ“Lアミノ酸専用”にできているから。
タンパク質を作る工場―リボゾームが、
ほぼ“Lアミノ酸専用”にできているから。
⚙️工場が最初からL専用…?
そう。タンパク質を作るとき、
まずアミノ酸を運ぶ係のtRNAに、
アミノ酸を“セット”するんだ。
まずアミノ酸を運ぶ係のtRNAに、
アミノ酸を“セット”するんだ。
tRNAが運び屋なんだね。
その“セット係”が、アミノアシルtRNA合成酵素。
この酵素が基本的に、Lアミノ酸だけを正しく選んで、
tRNAに付けるように作られている。
tRNAに付けるように作られている。
じゃあ入口で、もう選別されてるんだ。
その通り。
だから材料の入口がL専用になっていて、結果として、
できあがるタンパク質もLアミノ酸でそろうんだよ。
だから材料の入口がL専用になっていて、結果として、
できあがるタンパク質もLアミノ酸でそろうんだよ。
なるほど〜。最初から“Lルート”が
整備されてるってことか。
整備されてるってことか。
うん。だから、私たちの💪筋肉や酵素は、
基本的にL体でできているんだ。
基本的にL体でできているんだ。
じゃあD体は、基本的には材料にしないんだね。
そう。Dが入ってきたら、材料にするというより、
分解して片づける方向に回すことが多いよ。
分解して片づける方向に回すことが多いよ。
